人には二つのマインドセット(自分が持っている思考回路の癖)があるらしい。
一つは、
遺伝子や生まれ育った環境や体験、教育によって能力に差ができるという考え方。
(この考え方を『硬直マインドセット』という)
もう一つは、
生まれ持った才能、適性、興味、気質は一人ひとり異なるが、
努力と経験を重ねることで、だれでもみな大きく伸びていけるという考え方。
(この考え方を『しなやかマインドセット』という)
これを読んだあなたはどちらの考え方ですか?
アラフォーになり努力をしだしたMikuです。
あきらかに昔の私は「硬直マインドセット」の考え方でした。
今は「しなやかマインドセット」の考え方になりつつあります。
この考え方ですが、
じつはこれは本から学びました。
マインドセット「やればできる!」の研究
です。
気になる方はぜひ読んでみてください。
これを読むと、
「あ~私ってなんて損な考え方をしてるんだ」
と落ち込み、過去の自分の言動が恥ずかしくなります。
だけど、未来が明るくなった気分になります。
方向性が定まったような気がして、「頑張ろう!」と思えます。
この本はこんな方にオススメです。
- 何かを目指しているが、うまく結果が出ていない方。
(勉強、スポーツ、仕事など) - 夫婦、恋人など、人間関係がうまくいっていない方。
- 子供の育て方に不安を抱いている方。
誰よりも一番に読んでほしいのは
”自分には才能がない”
と思っている方です。
「自分には才能がない」と思っている人はそもそも、「才能がある人は努力をしなくても出来る」と思っていませんか?
有名なスポーツ選手…マイケル・ジョーダン、タイガー・ウッズ
有名な歌手…エルヴィス・プレスリー
有名な経営者…ジャック・ウェルチ(GE)、ルー・ガースナー(IBM)、アン・マルケイヒー(ゼロックス社)
このオススメの本にはたくさんのしなやかマインドセットで成功した人(企業)と、
硬直マインドセットで失敗した人(企業)の例が載っています。
上記の有名なスポーツ選手、歌手、経営者は、
この本に出てくる成功したしなやかマインドセットの方たちです。
この方たちの事をほとんどの人は「天才だ」とか「才能だ」とか言いますが、
実は、誰よりも努力家である共通点があります。
天才だから成功したのではなく、努力をしたから成功したんです。
でもどうして、私たちはこの有名な成功者たちを「天才」だと言い、
私たちと別世界の人のように見てしまうのでしょうか?
私たちが硬直マインドセットの考え方だからです。
有名な成功者たちと同じだけの努力をしていないのに、
「そもそも土台が違う」とかいろいろ言い訳をして、
何もしないままでいます。
やりたいことがあるのに、うまくできる自信がなくて、
やらずにいることはないですか?
それを実行に移しだすと、しなやかなマインドセットになっていきます。
「女には才能がない」という、その考え方もやっぱり硬直マインドセット。努力すれば性別は関係ない。
「女は数学や理科が苦手だ」とか「運転が苦手だ」とか…
『女』と言うだけで、いろんな偏見をすでに貼られていると感じたことはありませんか?
世界でも人種差別でいろんな偏見があるし、
私もよく「九州人は〇〇だ!」とか言われます…( ノД`)
このようにひとくくりにして「〇〇は△△だ」と決めつけてしまうのも、
あきらかに硬直マインドセットの考え方です。
この考え方が良くないのは、
大勢の人が当たり前のように言っているので、
意識していなくても、私たちの心の中に忍び込んでいるということ。
この偏見を聞いた私たち女性が硬直マインドセットの考え方であれば、
疎外感や違和感を感じて自信喪失につながってしまいます。
あきらかに悪いのは、偏見のある世の中。
だけど、勝手に作られた偏見に引きずられて、今より進むことがなくて、
周りから「やっぱりね」
…なんて思われるのは納得いかないと私は思います。
私もよく、どんなに自分が家のために頑張っていても、
私ではなく、なぜか旦那だけが褒められる…という、
嫌な気分になったことがあります。
だけど…
どんな偏見もはね返すくらいに、
女性として産まれてきて、家事も育児も仕事もこなしている自分自身を誇りに思い、
今以上に魅力的な自分磨きを頑張っていきましょう!
知能だけじゃなく、芸術的才能も努力で伸ばすことが出来る。デザインも才能より訓練が大事だということ。
私は今、Webデザインの勉強を頑張っています。
勉強を始めてまだ1年も経っていませんが、
クラウドソーシングで提案をした時、他の提案者のデザインを見て、
そのレベルの差に落ち込むことがよくあります。
「私にはやっぱり難しいんだろうか…」
「デザインの才能がないんだろうか…」と、
完全に硬直マインドセットの考え方に陥ります(^^;)
知能はなんとか勉強すれば伸ばすことが出来るのは分かるけど、
さすがに芸術的なものは産まれつきの才能だろう!…と思ったりしませんか?
私も小さな頃、自分にデザインの才能がないと一度は諦めた人間です。
これは努力では無理だと思っていました。
だけど違いました。
この本できちんと証明されています。
デッサンは「描くスキル」ではなく、「見てとらえるスキル」なのだと言います。
線の角度、空間、位置関係、陰影明暗、全体をとらえる力。
そういった個々のスキルを習得して、同時に働かせることができてはじめて絵が描けるのです。
…ということは、そのそれぞれのスキルを訓練して磨いていけば、
デザインも伸ばすことが出来るということなんです✨
そう考えたら、
好きだけど、才能がないからと前に進めなかったものがあるなら、
挑戦してみたいと思いませんか?
料理でも、スポーツでも、デザインでも、アクセサリー作りでも、
結局は、知識と経験を伸ばしていくことがやっぱり大切なんです!
「才能がない」と思う子にも努力する勇気を持ってもらい、自分自身も、子供もみんな揃ってしなやかマインドセットへ。
このブログを見てくれている方は、女性・母親が多いと思うので、
この本に載っていた子育てに関することも少しだけ紹介します。
子供にももちろん、「しなやかマインドセット」の考え方になってほしいと思いませんか?
それには、親が伝える言葉が大事になってきます。
私たちはいつも、子供のためを思って声をかけています。
だけどその言葉が、私たちの意図とは裏腹のメッセージとして伝わってしまうことが多いのです。
例えば、子供が成功したとき、なんと言って褒めますか?
「そんなに早く覚えたの?頭がいいね!」
「才能があるね、天才!」
こんな言葉、言ったことはありませんか?
私はあります…(^^;)
実はこの言葉が「硬直マインドセット」にしてしまう言葉です。
この言葉を聞いた子供たちは、
「早く覚えなければ頭がよくないんだ。」
「勉強したらすごいと思ってもらえない。」
というメッセージに受け取ってしまいます。
これは、能力を褒めてしまったからです。
子供に「頭がいい」と言ってしまうと、
その子は自分を賢く見せようとしてしまうようになるのです。
賢く見せようとすると、努力することをやめてしまいます。
何かに挑戦して失敗すると、「頭がいい」と言われなくなってしまうリスクがあるからです。
しなやかマインドセットにするための褒め方は、
「長い時間勉強してえらいね!」
「この絵、色をたくさん使ったね。」
「ピアノ、心を込めて弾いてくれたね。」
と、勉強や練習の努力した部分を褒めることです。
子供が失敗したときももちろん、
「才能があるんだから大丈夫」と言って励ましてしまったら逆効果です。
子供に「しなやかマインドセット」になってもらうために、
何よりも大事なのは、私たち親が「しなやかマインドセット」であることです。
「才能がない」「女だから」といろんな言い訳をするのをやめて、努力をしてみませんか?「変わる」ことのススメ。
ここまで、この本の内容をかなり凝縮して紹介してきましたが、
私たちが今日までの私たちのままでいるのは、
「才能がない」わけじゃなく、それだけの努力をしてこなかったことを
少しは分かって頂けましたか?
「変わる」ことを恐れず、
努力して何かに挑戦してみたとき、
失敗しても、批判されても、挫折しても、
それを受け止めたうえで、
成長を目指して自分の可能性を信じてみませんか?
なかなか成功することはなく辛い時もあるけど、
それでもめげずに長い時間をかけて、
一生懸命自分を変えることに取り組んでいきましょう!
…これは今の私へのメッセージだなぁ(笑)頑張るぞ!!
追記:今回、夫婦関係のことは飛ばしましたが、
本の中には夫婦関係のうまくいく方法も載っていましたよ!
ぜひ読んでみてくださいね🎶
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